彼女と彼女と私と鳩。

2008.09.27銀座わしたショップ本店

昨日のこと。
私は完全に疲れ果てていた。久しぶりにここまでやられた!という感じだった。仕事でいろんなストレスが襲い掛かった(仕事=わしたショップですよもちろん)。
もう嫌だー嫌だー。明日休みたい←子供。完全なるネガティブモード。
こんな調子で駅のホームへ。
ベンチに座る・・・と、いくつか向こうの椅子にお姉さん2人、と、その足元に何故か鳩1羽。しかもオブジェのようにちょこん、と座っている。何だ??と思ってたら、鳩が歩いている人にビックリしてちょこっと下がった。が、分かった。足を怪我しているようです。片足を、びっこを引くどころか、地面に着くこともできないみたい。で、かわいそうに思ったお姉さん2人が、持ってたピーナツをあげてたらしい。
横目で心配そうに通り過ぎる人達。
「ぎえー鳩だ!」と騒ぐ塾帰りの子供達。
携帯に夢中で鳩に気づかない人達。
電車がやってくる。
・・・どうしよっかな~~~・・・お姉さん達も、どうしよう、という顔をしつつもやはり放っておけなさそう。
元々、こういうのは放っておけないタイプだ。何でかって言われてもそんなのは分かりませーん。放っておけないんですよ私。鳩も、困っているお姉さん達も。何とかしてあげなくては、と正義感あふれる人間に一気にシフトチェンジ!!!
「駅員さんに声をかけてみましょう」と、お姉さん達に声をかける。
「じゃあ私呼んできます」と、お姉さんが駅員さんを呼びにいく。で、戻ってくる。
「窓口が今1人しかいないので、事務所の人を呼んでくるって」
しばらく待つ・・・がなかなか来ない。
「私、もう1度行ってみますね」と今度は私が窓口へ。
「さっき事務所に連絡したんですけど、まだ来てないですかー、そうですかー」と駅員。
「じゃあ来るまで待ってます♪」と敢えて笑顔でしぶとく待つことに。
そうこうしているとやっとこさ事務員2名到着。これがなんともやる気なさそうな50代にさしかかるであろう男性2人。でも一応ダンボール持参。「足を怪我していてほとんど飛べないようなんです。なので、上からつかまえるよりも、上から箱をかぶせた方がいいと思います」と何度も言ったのに、思いっきり上からつかもうとする。おいおい、話聞いてんのかよ。箱かぶせてって言ってるじゃん。と思った時には時すでに遅し。鳩はありったけの力を出して、見事に羽ばたき飛んでいったのだった・・・。
やるきなし事務員1「あ~~飛んでいっちゃいましたね~~・・・」
やるきなし事務員2「もう、これじゃあどうにもならないですね~~」
お前らどうにもならなくしたろ。・・・でもまあ、とりあえずホームにずっといさせる事はかなり心配だった(だって踏まれちゃうかもしれないし!)から、飛んでいってくれて良かった。安心した。
お姉さん達も、「良かったー、ありがとうございます」と笑顔になった。私も「私も良かったです、安心しましたー!」と笑顔になった。やっと安堵感に包まれた。帰りは3人とも同じ方向だったので、途中まで一緒に帰った。
鳩のおかげで、ちじこまった私の心がちょっとだけ、あったかくなった。良い帰り道だった。